第42回 国際玄制流空手道連盟 武徳会 全国大会 平成18年7月16日(日曜日)於:朝霞市立総合体育館

今年も武徳会の暑い夏がやってきた!土佐樹誉彦や倉敷支部の欠場が重なったものの団体戦においては、そろそろ世代交代か!?と思わせる新生代の台頭、個人戦・一般有段組手ではあのベテランがトーナメントを制し、下からの突き上げを抑え見事優勝を果たした!!型では9連覇中の 萩元剛(総本部) をいったい誰がとめるのか!?

■団体組手

 今回一番の見所はなんといっても団体戦・・・・総本部(A)が大苦戦、やはり土佐樹誉彦、小林徹(昨年度個人戦優勝)の欠場は大きいのか、まさかの途中敗退。そしてなんと総本部(B)までもが・・・・・そんな大波乱の中決勝に駒を進めたのは大学生・高校生主軸の総本部(D)!!反対からはこれまた高校生主軸の埼玉・所沢。総本部(D)は今年、大阪経済法科大学へ進学し、大阪府連でも3位に食い込む成長を見せた 大場 隆弥 を筆頭に、今年東京代表でインターハイ出場を決めている 工藤 将太 、同じく高体連団体戦では高い勝率を誇る 綾部 直人、そしてまだまだ成長が期待される 渡辺 利泰 を控え、団体戦決勝は埼玉・所沢を圧倒し若手対決を制した!

写真1
今大会一番の台風の目!総本部Dチーム

写真2
団体戦入賞チーム

■組手

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一般男子有段者決勝戦

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一般男子有段者決勝戦2

 個人戦においても女子組手でもナショナルチームの田中佳代子が不在なものの高校生が大活躍!!なんと現役大学生や高校女子で既に東京代表でインターハイ出場を決めている本橋桜子が敗れる大波乱の中、見事優勝したのは 上野みずき(練馬・大泉) 。このメンバーの中で嬉しい勝利をもぎ取った。

 中学生女子の 坂本 莉子(練馬・大泉) 、小学生高学年男子の 麻田 涼介(埼玉・所沢) が、嬉しい型・組手ダブル優勝!!そのほかにも中学男子組手では秘めた力の存在を感じさせながらも今まで勝ちきれなかった 西村 涼(練馬・北原) が組手優勝・型準優勝と高校での活躍も期待される結果を残した。

■ 型

写真5
大健闘の内藤選手(茨城・玉造支部長でもあります)一般男子有段者型の部

写真6
アントニオ・リマブラジル支部長

 ベテランVS若手・・・・まさにこの言葉がぴったり当てはまる一般男子型トーナメント!
 準決勝第1試合 萩元 剛(総本部 29才) VS 安座間 裕(埼玉・所沢 19才) ・・・・若手対決を制したのは、現在大会9連覇中の 萩元 剛。
準決勝第2試合 内藤 明(茨城・玉造 5?才) VS 田端 将之(練馬・大泉 3?才)・・・・ベテラン対決は内藤 明に軍配が上がる。

そして決勝戦 萩元 剛 VS 内藤 明 若手の勢いを見せつけ見事怒涛の10連覇を成し遂げた。
しかし内藤 明選手の活躍は会場内数々の選手、父兄を盛り上げた!!

 大波乱の今大会ながら、1つだけ確かなことは努力をコツコツと積み重ねた者こそが勝者足り得るということである。もちろん時の運やトーナメントのくじ運もあるかもしれない。しかしそれらを全て味方につけることが出来るのは日頃のたゆまぬ研鑽と鍛錬によるものが大きいのではないだろうか?少なくとも努力しない者には運も周りの人間も味方しないということは勝負の世界も一般の社会も同じである。 空手だけではなく学校や社会でも人の嫌がることを率先して行い、コツコツと努力の出来る人間が最後は強い。

 目標ををはっきりと持ち、また次の目標も用意しておく、どんなに小さな目標でもよい。しかしながら、それが目標を達成する為の一番の近道であることに気付いている人は少ない。
 どこかを省いて遠くへ行こうとする人は怖さを知らずに挫折感を味わうことになるでしょう。近くの目標を定めてこそギャップは少ないし、仮に届かなければ別のやり方でやろうということにもつながります。つまり遠くばかりを見ていたらいつまでも遠くにいけないということです。(イチロー)

 そして人知れず努力したことは見事今大会結果となって表れているはずである。

 2007年7月・・・再び集結せよ! 努力の花を咲かせるために!! 

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大会結果

組手

幼児
優勝 準優勝 三位
岩瀬 将英(総本部) 田中 勢也(総本部) 大下 莉句(総本部)
堀澤 光(埼玉・川島)
小学生低学年
優勝 準優勝 三位
篠田 鼓弥(埼玉・新座栄) 池田 圭(埼玉・新座栄) 早川 諄(練馬・大泉)
瀬尾 功輝(練馬・北原)
敢闘賞
大山 宗一郎(総本部)、鈴木 隆之介(総本部)、吉本 克理(練馬・大泉)、小野 真之介(練馬・大泉)
小学生中学年女子
優勝 準優勝 三位
園田 実貴子(総本部) 山原 和(練馬・北原) 橋本 奈緒美(埼玉・熊谷)
徳田 希(練馬・大泉)
小学生中学年男子
優勝 準優勝 三位
土屋 翔誠(練馬・北原) 金野 佑馬(練馬・大泉) 榎本 貴氏(練馬・大泉)
土屋 遼将(練馬・北原)
敢闘賞
柿木原 政直(総本部)、荒武 拓海(練馬・大泉)、榎本 拓海(足立・西新井)、伏田 圭祐(廣島・西原)
小学生高学年女子
優勝 準優勝 三位
多田 桃加(埼玉・所沢) 浜井 万穂(広島・西原) 捧 裕美(総本部)
徳田 愛(練馬・大泉)
小学生高学年男子
優勝 準優勝 三位
麻田 涼介(埼玉・所沢) 堂脇 周平(総本部) 金野 拓馬(練馬・大泉)
金子 遊星(福岡・宗像)
敢闘賞
大林 剛(総本部)、川原 康聖(練馬・大泉)、金子 学(練馬・大泉)、森 天孝(練馬・北原)
中学生女子
優勝 準優勝 三位
坂本 莉子(練馬・大泉) 伊東 佑季(練馬・大泉) 斎藤 友美(練馬・大泉)
小材 由季(埼玉・所沢)
中学生男子
優勝 準優勝 三位
西村 涼(練馬・北原) 高橋 恵太(総本部) 和泉 将太(総本部)
榎本 匠汰(練馬・大泉)
少年男子
優勝 準優勝 三位
工藤 将太(総本部) 高橋 翔(練馬・大泉) 渡辺 利泰(総本部)
綾部 直人(総本部)
一般男子有級者
優勝 準優勝 三位
三枝 務(総本部) 木村 秀雄(練馬・大泉) 神谷 貴司(総本部)
長谷川 学(総本部)
シニア女子
優勝 準優勝 三位
阿部 敬子(埼玉・杉田道場) 石田 郁美(横浜・金剛会)
シニア男子
優勝 準優勝 三位
栗原 宏信(総本部) 井上 俊一(総本部)
女子
優勝 準優勝 三位
上野 みずき(練馬・大泉) 上野 さやか(練馬・大泉)
一般男子有段者
優勝 準優勝 三位
岡部 和輝(横浜・金剛会) 土佐 英彦(総本部) 向井 真哉(福岡・宗像)
中村 剛(福岡・宗像)
一般団体
優勝 準優勝 三位
総本部(D) 埼玉・所沢 福岡・宗像

幼児
優勝 準優勝 三位
篠田 こと杏(埼玉・新座栄) カフィアリキ・彩亜紗(埼玉・川島) 堀澤 光(埼玉・川島)
小清水 さやか(足立・西新井)
小学生低学年
優勝 準優勝 三位
池田 圭(埼玉・新座栄) 篠田 鼓弥(埼玉・新座栄) 矢島 一樹(埼玉・新座栄)
瀬尾 功輝(練馬・北原)
敢闘賞
鈴木 隆之介(総本部)、及川 峻平(埼玉・川島)、小林 広樹(埼玉・熊谷)、近本 凱(練馬・大泉)
小学生中学年女子
優勝 準優勝 三位
石田 真帆(広島・西原) 山原 和(練馬・北原) 高橋 恵(総本部)
荘司 優奈(練馬・大泉)
小学生中学年男子
優勝 準優勝 三位
三輪 直貴(総本部) 平田 雄資(埼玉・所沢) 土屋 遼将(練馬・北原)
土屋 翔誠(練馬・北原)
敢闘賞
小林 亮太(埼玉・熊谷)、高木 健太(練馬・大泉)、瀬尾 拓実(練馬・北原)、福屋 翔吾(広島・西原)
小学生高学年女子
優勝 準優勝 三位
岩上 佳央(埼玉・熊谷) 石田 梨紗(広島・西原) 望月 美優(練馬・北原)
浜井 万穂(広島・西原)
小学生高学年男子
優勝 準優勝 三位
麻田 涼介(埼玉・所沢) 石川 拓弥(埼玉・熊谷) 森 天孝(練馬・北原)
根本 直樹(茨城・玉造)
敢闘賞
堂脇 周平(総本部)、金野 拓馬(練馬・大泉)、吉本 博倫(練馬・大泉)、川原 康聖(練馬・大泉)
中学生女子
優勝 準優勝 三位
坂本 莉子(練馬・大泉) 斎藤 友美(練馬・大泉) 伊東 佑季(練馬・大泉)
富山 馨(足立・西新井)
中学生男子
優勝 準優勝 三位
大野 貴大(埼玉・所沢) 西村 涼(練馬・北原) 高橋 恵太(総本部)
上野 竜太(練馬・大泉)
少年男子
優勝 準優勝 三位
高橋 翔(練馬・大泉) 中村 友紘(埼玉・所沢) 工藤 将太(総本部)
古橋 雄太(足立・関原)
一般男子有級者
優勝 準優勝 三位
東 明(板橋・小豆沢) 増田 知博(埼玉・川島) 神谷 貴司(総本部)
木村 秀雄(練馬・大泉)
シニア女子
優勝 準優勝 三位
石田 郁美(横浜・金剛会) 阿部 敬子(埼玉・杉田道場)
シニア男子
優勝 準優勝 三位
千葉 忠敬(埼玉・所沢) 阿部 修(埼玉・杉田道場)
女子
優勝 準優勝 三位
松浦 悦子(埼玉・所沢) 本橋 桜子(総本部)
一般男子有段者
優勝 準優勝 三位
萩元 剛(総本部) 内藤 明(茨城・玉造) 安座間 裕(埼玉・所沢)
田端 將之(練馬・大泉)