大会記事は「月刊空手道 10月号」(福昌堂刊)より抜粋。 去る7月21日、埼玉県・朝霞市立総合体育館において、「第38回日本空手道玄制流武徳会選手権大会」が開催された。今年も土佐樹誉彦が全空連ナショナルチームの行事と重なり、不参加。その穴を埋めるべく、弟の英彦が大会を盛り上げた。
真夏日となった7月21日。埼玉県・朝霞市立総合体育館において「第38回日本空手道玄制流武徳会選手権大会」が開催された。 やはり見所といえば、一般男子有段組手。土佐邦彦会長の子息・樹誉彦、英彦兄弟の勢いを誰が止めるか、という点である。 兄・樹誉彦は全空連ナショナルチームの合宿のため、今大会も欠場。弟・英彦(朝霞)が2連覇を狙い、トーナメントに臨むこととなった。 しかし、決勝戦へは辿り着いたものの、1〜2回戦で反則を取られるなど、今ひとつ調子が出ない。 決勝戦の相手は、小林徹(朝霞)。日本大学OBであり、埼玉県大会の軽量級で何度も優勝経験のある試合巧者である。土佐邦彦会長も 「優勝してもおかしくはない」と太鼓判を押す選手だ。 だが、その決勝戦。蓋を開けてみれば、土佐英彦の圧勝であった。果敢に自分から攻め込み、上段突きを立て続けに極めて、気が付けばスコア5-1。昨年に引き続き、2連覇を達成することとなった。
団体組手は、例年と同じ顔合わせ。本部の朝霞A&Bが決勝戦へと駒を進めた。先鋒戦は、小林徹(朝霞A)が上段蹴りを一本を極め、まず一勝。 続く中堅戦でも、池田昌史(朝霞A)が上段突きで有効を3つ取った後、上段回し蹴りを極め、一本。5ポイント差となり、勝利。大将戦を待たずして、朝霞Aが連覇した。 一般女子組手の優勝者は、宍戸理紗(朝霞)。広島国体の型(少年女子)の埼玉県代表選手であったが、組手でも才能を開花。決勝戦でも相手を寄せ付けず、試合終了を待たずして、初優勝を成し遂げた。
土佐 英彦 (埼玉・朝霞)
萩元 剛 (埼玉・朝霞)
池田 昌史 (埼玉・朝霞)
山口 芽生 (練馬・大泉)
吉福 郁 (足立・西新井)
長谷川 学 (埼玉・朝霞)
千葉 忠敬 (埼玉・所沢)
本橋 弘大 (埼玉・朝霞)
宮内 勇 (埼玉・所沢)
長谷部 辰哉 (埼玉・所沢)
桜井 圭佑 (埼玉・所沢)
本橋 桜子 (埼玉・朝霞)
上杉 彩歌 (足立・西新井)
高橋 和也 (埼玉・朝霞)
吉福 健 (足立・西新井)
加藤 菜月 (練馬・大泉)
坂本 莉子 (中野・江原)
和泉 将太 (埼玉・朝霞)
佐藤 優起 (埼玉・朝霞)
志村 チカ (足立・西新井)
遠藤 樹里 (茨城・玉造)
飯島 隼也 (埼玉・熊谷)
長谷川 純平 (練馬・北原)
柿木原 政直 (埼玉・朝霞)
白澤 優也 (中野・江原)
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