「玄制流を創始するにあたって、まず初期段階で考えていたことは、
武技へ速度と角度を巧みに導入して、威力を発揮する方法を生み出すこと。
そして中期段階で気づいたことは、実技で虚実に対応するための
合理的な攻防と実戦的な攻防のあり方を完備することであった。
さらに終期段階で求めていたことは、玄制流を完成するために
基本技と型で身体の全運動を高める方法を講じ、
他流派との差異を明確に打ち出すことにあった−−(玄制流創始者/祝嶺正献)」
第一章・歴史
□ 驚異の鍛練の果てに

□ 戦火の中でヒントを掴む

□ 玄制流を継いだ土佐邦彦